Entries from 2021-02-01 to 1 month
【オンライン連載小説】「私のように美しい女、あるいは、いかにして私は火星人を愛するようになったか@2021」 2 “Forgive me this too long letter ; I had not time to write a short”(John Barth “Letters”) 「このあまりにも長い手紙をお許しください…
「世界最終戦争」 そのようにして 終わるということは すでにして 決められていた。 世界 という概念が発明された時 戦い合うのは、 宇宙人か、それとも 地球人同士か トゥルーパーの ヴァンホーヴェンにもわからない。 砂の惑星の デューンにもわからない …
「百人の探偵」 吹きつけるように新型コロナウィルスの降る夜 百人の探偵が帰ってくる 長靴は履かず、 口ひげもつけず、 しかしマスクをして 決して猟奇的とは言えない 事件を 解決するため。 それは、 偶然にひとからもらった 箱入りチョコレートを口にした…
かっこいー(って自分で言うか!(笑))。 きてね。 www.mars.dti.ne.jp
「被後見人が後見人になりたがる」 五十年前の 『テアトロ』という演劇雑誌の 「ドイツ演劇特集」に載った、 ペーター・ハントケの戯曲である。 ハントケは前衛劇作家で、ほかに、 舞台の上から徹底的に観客を罵倒する、『観客罵倒』、言葉のない世界で育ち…
大阪、「勝ったよ〜」
「古い詩」 ふるいしをかいているひとがいる ふるいかんじょうで ふるいかんねんで ふるいしそうで ふるいとはきづかず じぶんだけをだきしめ じぶんのおもいでだけが せかいのちゅうしんだとおもいこみ それをうけいれないひとは しをりかいしないひとだと…
「フーコーは序文だけでいい……かも」 ミシェル・フーコーの、処女と言える、ヴィンスワンガーの『夢と実存』の、本文の二倍以上もある序文を精読していたとき、もしかして、ここには、フーコーの言いたいことのすべてがあるのではないかと思った。以降の著書…
(写真はイメージです)
鬼滅マスク。
【オンライン小説】「私のように美しい女、あるいは、いかにして私は火星人を愛するようになったか@2021」 1 えっとー、この小説は、20年以上前、そう、まだ20世紀だった頃、ホームページで連載していた小説と同じ題名で、ただバージョンを@2021と、してい…
なにかと悪者にされるSNSだが、それで対人関係の集団免疫を作っているとも言える。
『ブラックホーク・ダウン』(リドリー・スコット監督、 2001年、原題『BLACK HAWK DOWN』 20年前にリアルで見た。そう、21世紀に入ったばかりの年で、9月には、「9.11」事件が起きた。本作は、それ以前に撮影されているが、私のなかでいつまでも印…