現象の奥へ

Entries from 2021-05-01 to 1 month

すでにハルマゲドン

「ハルマゲドン(世界最終戦争)でもないかぎり、オリンピックは開かれるだろう」 IOCのパウンド曰く こんな言葉を平気で言うことじたい、すでにハルマゲドンであらう。 https://twitter.com/kumogakure/status/1398320967915425795?s=20

『アオラレ』──この時代、恐怖映画は難しい(笑)(★)

『アオラレ』(デリック・ボルテ監督、2020年、原題『UNHINGED 』) スターが演じる凶悪犯……。ルトガー・ハウアーの『ヒッチャー』ではないが、ついこのあいだだと、ドラボルタのストーカー。しかし、このテの映画は、初めから成功しないことはわかっている…

【エッセイ】「オリンピックは永久廃止を」

「オリンピックは永久廃止を」 Plutocracy(プルータクラシー)なる言葉がある。訳せば、「金権政治」。かつては、民主主義や共産主義、イスラム原理主義など、政治体制を表す言葉があったが、いまは、このプルータクラシー「金権主義」が大手を振っている。…

【詩】「風」

「風」 ことし元禄二とせにや、奥州長途の行脚只かりそめに思ひたちて、 西行五百年忌はきっかけに過ぎなかった 彼は反復したいと思っていた 詩を磨くために 思考を深めるために そのため 風を呼び、 木の葉をはじめ、 風がそれを使って伝える シニフィアンに…

6回も削除要請、お客様にド失礼>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社)

Amazonレビュー(2021/5/25)『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社) たとえば、本誌の目玉であるはずの、高橋睦郞と藤井貞和の対談であるが、のっけから高橋の日本語に関する認識に首をかしげざるを得ない。古代の日本語も、今でも、半年も親しめば読めるよう…

【詩】「時間のかけら」

「時間のかけら」 Un homme qui dort, tient en cercle autour de lui le fil des heures, l'ordre des années et des mondes.* 眠っているひとは自身のまわりに時間の糸を円を描くようにまとわりつかせている、年月や世界の順序にしたがって。 嘘をつく習慣…

【詩】「冥福」

「冥福」 行春や鳥啼き魚の目は泪 生者が死者のしあわせを祈る すでにいないものの いないという在るを 祝福する まだ聖者になっていないものが すでに聖者になっているかもしれないものの しあわせを祈る とは いかなることか はせをは 考えてみたかった。

母、山下みゆきの水彩画『星形の花の紫陽花』

母、山下みゆきの水彩画『星形の花の紫陽花』

【詩】「三社祭」

「三社祭」 ♪弥生半ばの花の雲、 鐘は上野か浅草の、 利生(りしょう)は深き宮戸川、 誓いの網のいにしえや、 三社祭の氏子中 をい! 埼玉県の深谷あたりの墓地を散策して喜んでるバヤイぢやねえ! 『青天を衝け!』の面々よ。 檜熊(ひのくま)の浜成、武…

歴史的削除5回目>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社)

あるいは、思潮社の社長、社員でない方かもしれませんが、おそらく、「違反を報告」のボタンを押して、なんらかの内容を書けば、「その場の担当者」が判断して削除するものと思われます。こうして、それへの反論も、「その場の担当者」が判断して掲載する許…

歴史的削除5回目>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社)

あるいは、思潮社の社長、社員でない方かもしれませんが、おそらく、「違反を報告」のボタンを押して、なんらかの内容を書けば、「その場の担当者」が判断して削除するものと思われます。こうして、それへの反論も、「その場の担当者」が判断して掲載する許…

【詩】「ひっそりと詩集を出す女」

「ひっそりと詩集を出す女」 べつに褒められたくもないし べつに豪華本を求めてないし べつに感動されたくもないし べつに尊敬されたくもないし あー大丈夫大丈夫大丈夫。 べつにあこがれの詩人もいないし べつに詩人と見られたくもないし べつに詩人と自称…

【エッセイ】「駆除」

【エッセイ】「駆除」 昨日のニュースで、「富山県立高岡高校に、熊が侵入したが無事駆除された」なる原稿が何度も読まれ、青色のシートに横たわる、いかにも一才くらいの小熊が、首筋あたりを赤く染めて、体を横たえている写真が同じように何度も映し出され…

参院予算委速報

参院予算委速報。 菅「感染対策をしっかりした上で、国民のみなさまの命を守っていくのが政府の姿勢です」(質問はどれも共通です(笑))

【詩】「かほ鳥」

「かほ鳥」 かつこ鳥板屋の背戸の一里塚(越人) じいさんばあさん密になり 不要不急の句会かな おれだけは大丈夫だと 旅を続ける そこのひと! 変異はなにもウイルスだけのわざでなし 字もまた変異する万葉集 ***** 「聖眼寺」と書いて、「しょうげん…

まるでダニ>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社)

Amazonレビュー、四度目の削除以来。以下、前回のを残しておく。やればやるほど、拡散するだけ(笑)。以下はすべて、「図星」なんだろーな(笑)。 **** レビューというのは、評論家の評論ではありません。一般消費者が、買った商品について、忌憚のな…

いったいレビューをなんだと思ってるんだ?!>『現代詩手帖2021年5月号』の思潮社!

レビューというのは、評論家の評論ではありません。一般消費者が、買った商品について、忌憚のない感想を書き、その商品をまだ買ってない消費者が、この商品はどーかなー? と、参考にするためのものです。だから、食品なら、ひとによって「死ぬほどまずい」…

『言論統制3@『現代詩手帖2021年5月号』』(思潮社)

一回めのレビューを削除され、二回目に、「言論統制2」(1は、松井久子の『疼くひと』)と書いたレビューは、10名ほどの「役に立った」があったのに、削除された。版元のしつこい申し入れがあったのだろう。「営業妨害」とか。しかし、私が酷評をして削除な…

『青天を衝く』で、いい味出している小林薫

『青天を衝く』で、いい味出している小林薫。初めて見たのは、赤テント『風の又三郎』@上野不忍池。数少ないアングラサバイバー。