2019-09-17 【詩】「アンリ・ベルクソン」 詩 「アンリ・ベルクソン」 時間の中で、言葉と空間の間に吊られ 意識を取り出そうと夢見る。同時期フロイトと、 同じものを見つめ、 魂のありかを探る。 結局、肉体と魂は平行していないことを 発見し、みずからのなきがらを葬る。 そらこれが魂というものだ、それは、 焼き場では拾えない、死んだ時 ひとは魂を解放する、肉体から それから時間だ。ブラックホールが どこよりも明るいなんて 知っていたさ、彼は笑って アインシュタインを 送り出す、空間へと。