2020-01-20 【詩】「ボルヘスにささぐ」 詩 「ボルヘスにささぐ」 美から身を護るべく避けて通る道に雪が降りくれば隠された花となってひとの心を集めてゆく山、森、里、そして脳裏。本を作ろうとして紙を集めて墨を擦ればことばは消えてただ凍る水のあるのみ 大空の月のひかりに清ければ影見し水ぞまづこほりける よみ人しらず これぞ詩人の本望なりボルヘスにささぐそしてKは城をあおぐ