現象の奥へ

言論統制的

伊藤比呂美著『道行きや!』という本(エッセイ集?)について、厳しい批評を数日前にAmazonに書き、その写しを、四つ持っているブログとFacebookに貼っておいた。なかで、Twitterと連動しているブログのTweetへの表示は削除しておいた。べつに隠すつもりもないが、わざわざ「見せつける」こともないし、Amazonレビューを見ればわかることだからである。

私はAmazonでは、もう二十年くらいか? レビューを書いているが、こういう厳しいレビューで反応した「プロ」は一人もいないが、過去に一件あったのは、大学教員で元詩人でもあった「男性」が、その人の訳書を貶したため、しつこい妨害をしてきて、うるさいので、レビュー全体を取り下げた。

今回、著者の反応は知らないが、豊崎由美なる「有名な」「書評家」が、コメントでケチをつけてきてケチは、以下のようなものであった。

豊崎由美
すごいね。自分より有名になった人に対するルサンチマンの塊。(笑)を多用するいかにも余裕のない語り口に、知性の低さが見てとれる。こんな評とも言えぬような嫌がらせの駄文を長々書き散らかす時間があるなら、1冊でも多くの本を読み、自分自身を磨くことをおすすめします。」

ということであった。なんの得があって、私が伊藤比呂美氏へ嫌がらせをしなければならないのか? むしろ、読者として思ったことを書いただけである。こういう人物が、横から入ってきて、一般読者の評価にうんぬんすることは、著者の味方をしたつもりでも、著者の品位を著しく下げる……ということがわからないと見える。

この人のコメントにこちらも返したたために、双方のやりとりが削除され、しかも、私のレビューまで削除されていた。これは、「嫌がらせ」と、豊崎氏が、Amazonに訴えたためだろう。あるいは、べつの人かもしれないが。
豊崎氏は、豊崎氏名義ではレビューを書いておらず、かわりに、「YOTA」(いかにも豊崎シュミの名前である(笑))という名前の、その本しかレビューしていないレビュアーが、思い入れたっぷりに褒めまくっていたから、そして、まあ、それなりに「名文」であったから、これが豊崎氏なのではないかと思う。

こういう褒めた貶したで、いちいちやり合うのは、みっともないことである。そして、Amazonは、商品を売る会社なので、「ガイドライン」を持ち、なるべく妙な争いをしないように統制されている。それは百も承知で、私も、「念のため」こうしてブログに貼っているのである(笑)。
こうした事態で、長年、Amazonとケンカしているという御仁を見かけるが時間の無駄である。よその店先で争いをしたってしょうがない。伊藤比呂美氏への本の感想は、一言たりとも変え得ない私の「読者」としての感想なので、完膚なきまでに貶したからといって、第三者が横やりを入れる筋合いのものではない。
豊崎とは、Twitterでもやりあったことがあって、私がAmazonにレビューを書いているというと、
「あーまぞんなんかに〜? それは素人ってことじゃない〜あーははは♪」と言った人である。そんな人が、このたび、はじめて、Amazonにやってきて、コメントを残していったのである。
なーにやってるのかね〜? この「プロの」ヲジサン(あ、ヲバサンは)は(笑)。

私としては、これは、一種の言論統制のふるまいと見ておく。

どーでもええが、いやしくも、「プロ」なら、人を批判するとき、「知性の低さが見てとれる」なんて、「知性の低さが見てとれる」表現を使うのは、アホやね(アレ?(爆))。

今回、Twitterと連動しているブログの連動はそのままに表示するようにしたが、もしかしたら、豊崎氏の目には入らないかもしれないなー……なぜって、ブロックしていたからだった(爆)。