現象の奥へ

いったいレビューをなんだと思ってるんだ?!>『現代詩手帖2021年5月号』の思潮社!

 レビューというのは、評論家の評論ではありません。一般消費者が、買った商品について、忌憚のない感想を書き、その商品をまだ買ってない消費者が、この商品はどーかなー? と、参考にするためのものです。だから、食品なら、ひとによって「死ぬほどまずい」という感じ方もあり、「ものすごくおいしい。ここがよい」という感じ方もあり、それを、その商品を売っているカイシャが、「死ぬほどまずい」なんて感想は許せない、営業妨害だと勝手に判断して、その意見をないものにするというのは、ある意味、犯罪行為です。
 それは、食品や生活雑貨でなくても、本や雑誌にとっても同じことで、それ以上に、文化、芸術、文学に関わるカイシャは、そういう行為を戒めこそすれ、自らやってしまうというのは、まったく「墜ちるところまで墜ちた」(最初のレビューで私は書きました)証左です。
 このカイシャは、昔はともかく、今は、金のある人をターゲットに、レベルを無視して詩集を出させています。一方、そういう客集めのため、「有名人」も利用しています。そう思ったので、そのまま書いたのですが、三回も削除されました。Amazonレビューは、20年くらい前から続けていて、削除されるようになったのは最近で、伊藤比呂美のエッセイ集『みちゆきや』、松井久子の小説『疼くひと』と、この雑誌、『現代詩手帖2021年5月号』(実はほかの号も削除されているが)で、この雑誌は、書き直したら、三度も削除「させて」います。さあ、今度はどうでしょう? そういうふうに、言論を封じて、よくも「詩の雑誌」などと銘打ってますね。だからまったく売れなくなって(証拠は、書店においてない)、同人誌以下の内容と読者数(発行部数の推定300部(笑))なんですよ。