現象の奥へ

【詩】「Jane Birkin/Serge Gainsbourg "Je t'aime moi non plus"( 1969.5.4)を聴きながら」

Jane Birkin/Serge Gainsbourg "Je t'aime moi non plus"(

1969.5.4)を聴きながら」

 

Oooo...eh....

Je t'aime je t'aime je t'aime...

moi non plus

O mon amour

entre mes reins

イギリス女バーキンほどフレンチガールを体現している女はいない。

早く、早く、早く、股のなかに入って!

と当時のカレ、ゲンズブールにささやいている。

なんと力強いささやき!

ほとんどわめいている「つぶやき」がはやりの昨今ではあるが

コーヒーに砂糖は入れない・これ以上人生を甘くしたくないから

ってな文をAmazonで読んだ。

某詩人の詩集の予約宣伝だった。

ばかやろ。

ちんけな比喩(?)のようなもので

エツにいってやがら

日本の「現代詩」界はかくも甘い

ゆるゆるになっている。

バーキンゲンズブールの「本番」デュエットすら

できないくせに

いくら隠しても逃げても

パートナーが

自死した時点で

そいつの人生は終わっている

ことに自覚的なら、せめて

「コーヒーに覚醒剤はいれない」とか

40年くらい接触したことはないが

なぜか私から逃げまくっている「詩人」がいる

なんで? もしかして私の名前が誰かの名前に見える?

私はその「詩人」には興味はないが

たまたま「所業」が眼に入るとなにか言いたくなる

もしかして誰かが、そうさせる?

魂のようなものが

舟の上に生涯をうかべ

江碧鳥逾白

山靑花欲然

今春看叉過󠄁

何日是歸年*

江は碧(みどり)にして鳥は逾(いよいよ)白く

山は青くして花は燃えんと欲す

今(こ)の春も看(ま)のあたりに又過ぐ

何(なん)の日か是(こ)れ帰る年ぞ

jiang bik niao iu bok, shan ching hua juk ran

(コウ ヘキ デウ ユ サン セイ クワ ヨク ゼン)

Oooo...je t'aime je t'aime je t'aime...

moi non plus

entre mes rein !

Vite vite vite...!





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*杜甫、絶句二種の訳は、吉川幸次郎