現象の奥へ

【詩】「猫に小判」

 
ありゃ〜、なにこれ?
薄っぺらくて(と、ためつすがめつ)
(突然噛んでみる)をいをい!
金メダルぢやないだわ!
ありゃ! 歯形がついちまった。
どーしよー?
それ、金メダルより純金の濃度多いんだわ、たぶん。
そうだ! 言ってあげなくちゃいけない。
野生動物を家畜化した時から、
ウイルスがはびこるようになったんよ。だから、
豚もカンケイあり。
ってことをね。
だから、よおく火を通さなくちゃいけない。
食われるために生まれ、食われるために生きてるって、
どんな気持ち?
生活協同組合も、牛肉になる
めんこい子牛の写真なんか載せないでくださいね。その
矛盾の間隙に
ウイルスは生まれる。
(これって、現代詩ですか? いいえ。その証拠は?
臭いイデオロギーに染まってないからです)
しかして猫は
小判の上にうんこをするのであった。
 

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