2022-01-13 【詩】「仮説」 詩 「仮説」 物質とはわれわれにとってイマージュの総体と、かのひとはいふが。 いま宋では月明かり美しい夜がひとの、 心を撓わにゆらしてゐる。 観念論でも実在論でもなく、 イマージュはイマージュとしてそこにある。 事物と表象の、 宇宙は割れて、 恋なのかペンギンなのか、それとも、 ただの魚影なのか。 心理と生理の 記憶をゆけば、かなし母。空間は、 殺して、自然が与えてくれるものを 受け取れ。運動だけが目覚め、 不条理のさたを、