現象の奥へ

【詩】「ねじの回転」

「ねじの回転」

 

もちろん、ヘンリー・ジェームズのこの題名の小説は読んだ。

こんなタイトルの詩も書いたし、詩集も出した。

そして、いままた懲りもせずに、同じ題名の詩を書こうとしている。

甥や姪の家庭教師として雇われた女が、その別荘だったかの屋敷で、

子どもたちの面倒をみつつ、

幽霊のようなものを見てしまう。

そのことに関して、雇い主ともめる?

もうはっきりとは覚えていない。

なぜ、題名が、『ねじの回転』なのか、

細部で小さな言及があったと思うが、

それを、頭に浮かべただけで怖い。

こういう怖さについて、ジェームズは書き続ける。

つまり、にんげん、

しんり?