現象の奥へ

『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』───政府筋も非政府系ボディガードにおまかせ!の時代(笑)(★★★★★)

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』(パトリック・ヒューズ監督、2020年、原題『HITMAN'S WIFE'S BODYGUARD』

 前作の『ヒットマンズ・ボディガード』は観ていない。が、根本の思想といっては大げさだが、アイディアは同じものだろう。つまり、凄腕の殺し屋のボディガードって〜?(笑)という思想である。本来は、ボディガードなどいらない、ほど強い人間をガードするって? という考えで、今回は、ヒットマンのワイフをガードするのであるが、それが……当のヒットマンよりメチャクチャなんである。メチャクチャにつおい。それを、小柄のサルマ・ハエックが演じているが、似たようなキャラのスペイン出身のペネロペ・クルースより、メキシコ出身?のハエックの方が威勢がいいのである。お色気むんむん風にしようとしているが、存外色気がない(笑)。むしろ気っぷがいい感じ。
 凄腕殺し屋サムエル・L・ジャクソンの新婚の妻で、二人はハネムーン中のいちゃいちゃ。でも、周囲は、007的状況になっていく。巻き込まれ型のボディガードに、これまた凄腕のプロのボディガードだが、ガードしていたクロサワ(笑)を任務終了眼前で殺されてトラウマになる。その「やまい」を抱えての仕事である。インターポルから頼まれた。
 本作も、「不本意にも」、世界的危機を救うことになる殺し屋たちだが、もはや、政府お墨付きの殺し屋(007など)はお呼びでない。世界はそのような状況になっていて、逆に、政府筋が彼らに「依頼」するのである。
 そんな今の時代にハマっているアクションものである。
★四つかな〜と思っていたが、最後のオチで爆笑し、★一個をおまけした。いや〜わろた〜。