現象の奥へ

「アフロディーテーを待ちながら」

アフロディーテーを待ちながら」

百億光年の光のなかから、
すべての愛、
のようなものを否定して、
帰って来いアフロディーテー、
最愛の女。
その都市にはすでに名前はなく、
男の名前もついぞおまえの記憶から消えた。
ある星のエネルギーのように、
まだ解明されていないDNAの
最後の記号を読み解き、
恋人を産むために
肉体を分解する嫉妬に打ち勝ち
さあ、ここに。
ヴィーナスの髑髏を踏みつけて。