2022-08-27 「貫之」 詩 「貫之」つらゆきといふ名が風になつたりもみぢになつたり、ひゆになつたり、をとば山の梢になつたり、して、時間としてわたしの内部にとけるとき、じさつしゃがやってきて、じつとみつめてくれるなまえはべるんはるとおーすとりあのだいしじんなり。しかし、かれは闇にすんでいる。深い、ねむりのなかにかれの物語はてんかいする。わたしは馬上でつらゆきに抱かれてその読めない物語を読もうとする。つきすすめ! ベルンハルト!