現象の奥へ

【今井義行の最新詩】

【今井義行の最新詩】

かなり前から今井義行の詩の読者であったが、最近活動がないと思ったら、また、たいへんな目に遭って、「よみがえって」きて、その体験を作品にしている。すべては、そこに詳しく描かれているので、事情はすぐわかる。たいていの言葉は「たいへんでしたねー。がんばってください」であろうが、まあ、なんでも、生き延びて詩を書けていたら、それは詩人の勝利である。今井さんは近年得がたいほんとうの詩人である。私などは週刊誌的に読んでしまう愛読者であるが、それも、氏の詩が読ませるのも、文章力に支えられているからである。

中原中也に最も近い詩人は、今井義行であろう。

世の中のさまざまな人々に、ひとりの人間として裸でつきあい、そのなりゆきを、即、作品にする。

できたてほやほやの「現場」を見よ!

 

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