【フーコー『言葉と物』を読む3】Lire "Les mots et les choses" de Michel Foucault
(まだ「序文」(笑))フーコーはボルヘスの『続異端審問』のなかで中国の百科事典に言及、動物の分類の常軌を逸した様子に爆笑した。なにがおかしいのか? まわりにいるような「普通の動物」から、現実には存在しないような動物など、「ありえない」分類のしかたをしている。ここで重要なのは、その不可能性ではなく、すべての不可能性を「つないでしまう」、a-b-c-d-……という序列の存在を示唆している。われわれはここから、通常なにげなく使っている「言葉」というものを疑ってみなければならない。それなくして、いかに「詩とはなにか」と探求してみても、それは無意味なことなのである。
Ce qui transgresse toute imagination, toute pensée possible, c'est simplement la série alphabétique (a,b,c,d)qui lie à toutes les autres chacune de ces catégories.
(まだ「序文」(笑))フーコーはボルヘスの『続異端審問』のなかで中国の百科事典に言及、動物の分類の常軌を逸した様子に爆笑した。なにがおかしいのか? まわりにいるような「普通の動物」から、現実には存在しないような動物など、「ありえない」分類のしかたをしている。ここで重要なのは、その不可能性ではなく、すべての不可能性を「つないでしまう」、a-b-c-d-……という序列の存在を示唆している。われわれはここから、通常なにげなく使っている「言葉」というものを疑ってみなければならない。それなくして、いかに「詩とはなにか」と探求してみても、それは無意味なことなのである。
Ce qui transgresse toute imagination, toute pensée possible, c'est simplement la série alphabétique (a,b,c,d)qui lie à toutes les autres chacune de ces catégories.