現象の奥へ

【詩】「プレザンス」

「プレザンス」

プレザンス、それは、われわれの知覚の選択。
丸ければ丸い、四角ければ四角い、
表象を選び、現実のなかに像を現前させる。
そこに介在するは意志、時間、
瞬時に切り刻まれる時間。
「私」の前に現れる
現象を
知覚、非知覚の
どちらかのなかに選び取る。
意味を開けば現れ、意味を閉じれば消える。
そも意味とは。
それが人間という存在。
自然の法に背いたもの。
肉体の役割。