2023-02-23 【詩】「そしてオーデンに送る手紙」 詩 「そしてオーデンに送る手紙」 夜は遅い、いつものように新年が来て、 静かというには少し残念な…… そばに川が流れておれば、 きみは果報者。 遠さと近さ、 もの音とささやき、 過去の時間がきみのなかで 混じり合うとき、 昔観た芝居の劇そのものではなく 劇場の 暗さを今でも愛している、 そういう時間を きみに贈る。