「玉鬘」
恋ひわたる身はそれなれど玉かづらいかなる筋を尋ね来つらむ
Or I shall live your epitaph to make,
Or you survive when I in earth am rotten,
From hence your memory death cannot take,
ただの髪飾り、
月のひかりにくりくりっと動いていま
少女の生をうごかす
愛した女とべつの男の子なれど
源氏は父のように後見を決意する
それは筋道という名のなぞ
愛というのとはややちがう
ここに日本のいちぞくのあやかし、
いとあはれ。
をとめよ、をとめ、系図よ燃えよ。