現象の奥へ

【本】村上春樹著『街とその不確かな壁』

村上春樹著『街とその不確かな壁』(新潮社、2023年4月刊)

結局この著者は、文学というものがわかっていなくて、小説家デビューし、ベストセラー作家になっても、その事実は、まったく変わらず、本人も多少は理解していて、74歳になってしまって、焦ってこんな本出したのかなー?ってことも思う。
だいたい、「美しい」(景色、人物、光景)を、「美しい」と書くべきではなく、いかに美しいかを描写しなければ文学とは言えず、歴史に残っている作家たちはみんなそれをやっている。
CHATdptが書いたらこんな作品になるのではないか?
マルケスボルヘスなどと同じような作家になりたくて書いたみたいだけど、どーですか? そりゃ、ノーベル賞は取れるかもしれません。ノーベル賞だって、こんな作家はいるかもしれません。
なんかかわいそうになってしまった。
ハリー・ポッターの方がよほどわくわくする。そういうものがなければ、エンターテインメントでさえない。なんで売れたか? それは謎。だっこちゃんとか、いろいろ売れてしまうものはあるでしょう。