現象の奥へ

『源氏物語─The sonnets』5

源氏物語─The sonnets』5

 

5「若紫、あるいは、雑草という草はない」

 

武蔵野に色やかよへる藤の花若紫に染めて見ゆらむ

ことばたらずの愛を愛を

あいみょんが歌う、

これがドリカム吉田美和とかユーミンでは

時代遅れもはなはだしい

NHK朝ドラも世につれ

時代に敏感である。

シンプルでありながらどこか新しい歌詞と旋律

「現代詩」も「在日」も人為的に作られたことばと見た。

歴史的な用語ではない。

愛するひとによく似た少女は姪だった、

といふ章。

 Those hours that with gentle work did frame

 The lovely gaze where every eye doth dwell