2021-04-15 【詩】「泥と雨」 詩 「泥と雨」 あれは 非在か混在か 記憶は泥の色をして 保育園を「卒業」したばかりの 森というにはあまりに小さい森を くぐって 井上先生の家から祖母の家に 連れられていった、ちょうど 祖父が死んだので その祖父はのちに祖母が再婚した相手で 血のつながった祖父ではないと知ったが ボルヘスの空間では りっぱな祖父孫で その美しさは 金色の雨。