現象の奥へ

Entries from 2022-06-01 to 1 month

「太陽と月に背いて」

「太陽と月に背いて」見つけた! 何を! 永遠を!ディカプリオの長い脚。小林秀雄が卒論の面接で、フランス語で聞かれた。ランボーはどんな詩人か?論文の仏文はすばらしかったが、小林は会話が得意でなく、ランボー、グランポエット。を繰り返すのみ。私は…

「血まみれピーナツ」

「血まみれピーナツ」やっちまった、やっちまった、やちまたは、ピーナツのまち、ではない。もはや、やっちまった、やっちまった、やちまたは、危ない通学路のまち、やっちまった、やっちまった、小学生の通学の列に、クルマが突っ込んだ、だって、舗道もな…

峯澤典子詩集『微熱期』(2022/6/15、思潮社刊)

『微熱期 』(峯澤典子著、2022年6月15 日、思潮社刊)──祈りのような言葉 このような詩編をも生み出さすことができず、癒やされずに、世の中でわめき散らしている老人も詩人も子供も少女も多い。固有名詞を持たないのか、それらを排除して、抽象的な薄っぺ…

「論語に捧ぐ」

「論語に捧ぐ」金持ち奥さまの婆さん詩人と、その他、二名の詩人が、そのうちの一名の詩集を海岸の砂に埋め、弔いをしたという。なんたるおごったことをと、私は思った。あくまで私のイメージだが、書物を砂に埋めることによって、弔いをするというおごった…

「アレフ、片隅で光る非存在」

「アレフ、片隅で光る非存在」 世界がまだ睡魔と戦っていた頃、 眠りに落ちる寸前に見える光景、 それこそ人間の脳にはめ込まれた原風景であり、 全宇宙の姿と言っていい。 すべての忘却を消すために、 ハムレットはロミオと入れ替わってみようと思った。 幾…

ルノワールの『花束』(オランジュリー美術館)の模写@アクリル

ルノワールの『花束』(オランジュリー美術館)の模写@アクリル

「Oh, Ulysses! 」

「Oh, Ulysses! 」James Joyce was born in Dublin on 2 February 1882. He was the oldest of ten children in a family which, After brief prosperity, collapsed into poverty.真っ二つに裂けてしまったペーパーバックの、まだ甘い朝の空気を放つ午前、M…

細田傳造の最新詩「森の方へ」「燃えるゴミの日のラファエル」@『Ultra BardS(ユルトラ・バルズ)』Early Summer 2022 vol.37 印刷はきれいな、エリート臭漂う、しかし編集センスは決してよくない、そういう同人誌(にも)、細田傳造は加わっている。それ…