現象の奥へ

Entries from 2021-11-01 to 1 month

母山下みゆきの水彩画、カーネーション、新境地!

母山下みゆきの水彩画、カーネーション、新境地!

【詩】「蘭を焼く」

「蘭を焼く」 たしか瀬戸内晴美時代の作に、 「蘭を焼く」なる作品があった。 官能的な作であった。 その後、大杉栄や伊藤野枝、岡本かの子などの伝記物を書いて、 それから、「男遊びは散々したので未練はない」と今東光指導のもとに、天台宗僧侶の修行をし…

吉本隆明とは何者だったのか?

「吉本隆明とは何者だったのか?」 21年前に、こう書いていた↓拙HPに(今は表示していないが) http://www.mars.dti.ne.jp/~rukibo/ そして、フーコーとの「対談」では、恥ずかしながら、論破されている、というより、おのれの恥を晒している。しかし、その…

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』──川端康成なら400字詰め50枚でしあげる(★★)

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(ジェーン・カンピオン監督、 2021年、原題『THE POWER OF THE DOG』 実際、この映画は、本来短編の味わいの作品である。章立てされているので、多少なりともすっきり見えるが。ミスディレクションの趣もあり、「完全犯罪」な…

ベイクドアップルのデザートが大きな顔をしている夕食

ベイクドアップルのデザートが大きな顔をしている夕食。

『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』──ゲームチェンジ (★★★★★)

『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』(マシュー・マイケル・カーナハン監督、2019年、原題『MOSUL』) 本作は、リドリー・スコットが20年前に撮った、『ブラックフォーク・ダウン』(2001年)を思わせる。ほとんどがれきの戦場だけが舞台であり、出てくるのは…

けふのアフォリズム

「映画は1秒間に24コマの真実である」(ジャン・リュック・ゴダール)

『フォーリング 50年間の想い出』──ヴィゴ・モーテンセンショーだが……(★★)

『フォーリング 50年間の思い出』(ヴィゴ・モーテンセン監督、 2020年、原題『 FALLING 』 ヴィゴ・モーテンセンショーである。自分と実の父との関係とも重なっているとか。60過ぎているモーテンセンは相変わらす美しく、今はやりの、LGBTQや「多様性…

ボージョレー・ヌーボーな夕食

ボージョレー・ヌーボーな夕食。

【詩】「突然のクリステヴァ」

「突然のクリステヴァ」 井筒俊彦の高野山にての講演のCDを 犬の散歩どきに聴いて、 もう何度になるか。 題して「言語哲学としての真言」 エソテリシズム エソテリック 密教 密 いっさいのアウトサイダーを拒む わたくし(井筒)は、 外側から一部覗き見た…

【詩】「恋」

「恋」 戀の至極は忍戀と見立て候、逢ひてからは戀の丈が低し、一生忍んで思ひ死する事こそ戀の本意なれ。─『葉隠』「聞書第二」 瀬戸内死んで 真子さんは小室圭さんと NYへ。 ここに日本国の恋は終わる。 あとはもぬけの殻の ゲーム。男だろうと女だろう…

R.I.P瀬戸内寂聴

瀬戸内晴美の最高傑作、『美は乱調にあり』大杉栄、伊藤野枝の愛の物語。

【詩】「夜のみだらな鳥さえも超えて」

「夜のみだらな鳥さえも超えて」 孤児院が舞台の その小説。 障害とか差別とか資産家とか 修道女とか 聖書とか 闇とか 妄想とか まるでコロナ世界を 表現したような。 そう唖 などと言ってしまっていいのか。 ムラートとかいう名前だった? 軍事政権のチリだ…

HP更新のお知らせ

HP更新! きてね。 www.mars.dti.ne.jp

【詩】「森」

「森」 どこかの国から逃れてきたんだけどサ、 どこの国かは忘れてしまった。 ピカソもショパンも育てたこの国へ来て 商売を始めた。 そう、この森のなか マイクロバスが衣装部屋兼寝室 兼商売部屋 マスカラだけはたっぷりと あそこの奥まで見せても 素顔は…

山下晴代第14詩集発売のお知らせ

山下晴代第14詩集 『私のように美しい女、あるいは、いかにして私は火星人ダンテを愛するようになったか』 発売! https://www.seichoku.com/item/DS2002423

【詩】「アジャーニを探して」

「アジャーニを探して」 自室に放り出してあった シムノンの薄いペーパーバックが眼に入ったとき、ふいに イザベル・アジャーニを思い出した。 最近はなかなか見ない、1955年生まれの フランスの大女優だ。 トルコとドイツの混血で、 フランス人からは、 「…

『モーリタニアン 黒塗りの記録』──老いた女のリリシズム(★★★★)

『モーリタニアン 黒塗りの記録』(ケヴィン・マクドナルド監督、2021年、原題『THE MAURITANIAN』 今年は9.11二十周年にあたり、それなりの行事はあったが、すでに世界は、「ちがうもの」になっていた。いまだに、「真相」を追いかけているのは、FBI(連邦…

「オーナー」の辞任

立憲の「オーナー」の枝野氏の辞任は、アップルの「オーナー」だったジョブズが「追われた」のに、さも似たり。ジョブズのようにパワーアップして返り咲くのを待ってます。

岸田さまへ

投票率が史上最低から三番目で、「国民の信頼をいただいた」もないもんんだ(笑)。「給料を上げる」ってなー、会社からはみ出ている人はどーすんだ?