現象の奥へ

エッセイ

「村上春樹のせかい?」

「村上春樹のせかい?」 アメリカ映画を観ていると、アメリカ人がいかに、セックスにこだわっているかがわかる。なにかのトラウマ?と言っていいくらい、問題になってくる。表面だって出ていなくても、セックスの重要さが下地になっていることが当然のように…

吉本隆明とは何者だったのか?

「吉本隆明とは何者だったのか?」 21年前に、こう書いていた↓拙HPに(今は表示していないが) http://www.mars.dti.ne.jp/~rukibo/ そして、フーコーとの「対談」では、恥ずかしながら、論破されている、というより、おのれの恥を晒している。しかし、その…

【エッセイ】「オリンピックは永久廃止を」

「オリンピックは永久廃止を」 Plutocracy(プルータクラシー)なる言葉がある。訳せば、「金権政治」。かつては、民主主義や共産主義、イスラム原理主義など、政治体制を表す言葉があったが、いまは、このプルータクラシー「金権主義」が大手を振っている。…

【短編を読む】「芝居がはねて」チェーホフ

【短編を読む】「芝居がはねて」チェーホフ、松下裕訳(チェーホフ全集(筑摩書房)第6巻所収、翻訳原稿にして約10枚) 母とともに「エヴゲーニー・オネーギン」の舞台を観た16歳の少女が、芝居の中の少女に影響されて、自室に戻って、衝動的に手紙を書…

【短編を読む】「ミイラとの論争」エドガー・アラン・ポー

【短編を読む】「ミイラとの論争」エドガー・アラン・ポー(翻訳原稿にして400字詰め40枚くらい) はじめ、「ミイラとの戦争」と読んでしまった。はたして、どんな戦争だろう? と思ったが、「論争」であった。少し面白くなくなったが、まあ、読み進んでみよ…

【同人誌『妃』22号、2020.09】

【同人誌『妃』22号、2020.09】 装丁が美しい。「一番高貴な詩の雑誌」がコピーである。自分で言うか(笑)?と思ったが、同人誌の名前はおろそかにできない。私は、二十代前半、誘われて、『グッドバイ』なる同人誌に入ったが、ぬあんと、それらの同人のう…

【旅の思い出、ニューヨーク】

【旅の思い出、ニューヨーク】 2001.9.11から5年後、2006年1月、貿易センタービル跡地の、「グラウンドゼロ」を訪れた。まだそこは、更地で、泥水が溜まっていた。広さは、ちょっとした街1個分に相当するかと思われた。新しい建物に向け工事中で、平地は、…

【旅の思い出、フィレンツェ」

【旅の思い出、フィレンツェ】2012年11月、『イタリア古寺巡礼』の和辻哲郎のあとを追って(?)、フィレンツェは、アルノ河岸のホテルに滞在した。この河は、 ダヴィンチ村から出てきた、レオナルドが洗濯したり(笑)、ダンテも親しんだ河で、歴史上のさま…

【エッセイ】「高見順」

「高見順」 ●高見順賞という詩のビッグな賞が終了した。大阪市がやっていた三好達治賞も終わった。わりあい華やかだった、資生堂提供の、花椿賞もとうに終わっていて、秋は、毎年詩集発刊のラッシュとなるのだが、さて、今後どうでしょうかね? もともと「詩…

【エッセイ】「『楢山節考』考」

「『楢山節考』考」 ●2018年8月28日に、「詩」として書いていたのがFBの「おせっかい」シリーズ(私が命名(笑))で回ってきた。読み返してみると、悪くないエッセイであるが、「詩」とジャンル分けしてあって愕然とした。これが詩ぃ〜?(爆) **** た…

【エッセイ】「記憶をたどれば……」

「記憶をたどれば……」 最近、今後の世界に関して新しい見方を提案している若い著者を見かけるので、そのなかの一人、落合陽一の著書を買ってみたのだが、いちばん新しいのはろくに開きもせずに、ブックオフ・オンラインに売ってしまって(笑、まー、読む意欲…

「有名人」伊藤比呂美様へ

「有名人」伊藤比呂美さまへ 伊藤比呂美さんが、Twitterで、以下のようなTweetを展開されていたのを、ついさっき知りました。私はブログが連動して表示する以外は、基本的にはTwitterを利用しておりません。あまりにも息の短いことしか書けず、しかも、点で…

言論統制的

伊藤比呂美著『道行きや!』という本(エッセイ集?)について、厳しい批評を数日前にAmazonに書き、その写しを、四つ持っているブログとFacebookに貼っておいた。なかで、Twitterと連動しているブログのTweetへの表示は削除しておいた。べつに隠すつもりも…

映画における「B級」とは?

ヨーロッパのホテルの星の数は、設備によって、自ら設定しているものだし、レストランの星によるランク付けは、ミシュランが勝手にやっているものである。そういうレイティングに似ている、「B級映画」であるが、今はそれほど使われなくなったとはいえ、往…

【エッセイ】「隠喩の終わり?」

「隠喩の終わり?」 The NewYork Review of Booksの3/22付のニュースレターで、1978年2月23日に、スーザン・ソンタグの『Disease as Political Metaphor』(『政治的隠喩としての病』)を掲載した、とあって、その全文(?)をタダで公開している。本になっ…