現象の奥へ

【詩】「突如、都はるみがたち昇る」

「突如、都はるみがたち昇る」

 

ゲイのためなら女房も泣かす、それがどうした? モンクがあるか!

私の不徳といたすところです。多目的トイレで、一万円で──

すきおうていっしょになった仲やないの、あんたぁ、遊びなはれ、酒も飲みなはれ

すみせん、多目的トイレって、使用料ただ……少なくとも日本では……お母さんが赤ちゃんのオムツ換えたり、車椅子の人が利用したり……「そういう発想」は、ついぞなかった

すきおうて、いっしょになった仲やないの、
突如都はるみが出てきて、私の脳内で言うのだった。
すきおうて、いっしょになる……その内実を
じっくり考える私だった、それは、なにより
都はるみ的なものなのだ
それと、岡千秋
『浪花恋しぐれ』の作者です。
ド阿呆春団治
なんです。春団治は、ド阿呆なんです。
だから、
ニッポンいち!
なんです。わかってるやろー、お浜、ニッポンいち、やで!
すきおうて、いっしょになった仲やない。
その「すきおうて」がもう風化してしまったんですね。
「すきおうて」いっしょになったら、
どんなことでも、
耐えてみせないと、
あかん、
のです。