現象の奥へ

【詩】「ベアトリーチェ」

ベアトリーチェ

 

「天国篇」は難しく、近寄り難い

ベアトリねーちゃん、まだねんねーかい♪

えのけんは歌っていた。

えのけんて、だれ?

それは、むかしむかし、日本が

発展途上国だった頃

オリンピックも知らず

盆踊りに興じていてた。

白黒のテレビの再放映で

えのけんが「飛び助さんのなんたら」

で、走り回っていた。

そんな男が俳優だなんて……

それと、ダンテの

ベアトリーチェ

どんなカンケイがあるんだ?

それは

魂は

哲学

悲劇は

宇宙の論理学

悲しみは

至福

とわかる

シェークスピアの話術。

相棒と、シェーちゃんは言った。

ダンテを見て。

おうビル。

いかにも、ダンテは

ファーストネームだ。

ファミリーネームは

Alighieri(アリギエーリ)

さあ、

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