現象の奥へ

Yahoo!映画からレビューが削除されていた。

どういう理由からか、Yahoo!映画から以下のレビューが削除されていた。

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『ドライブ・マイ・カー』──映画を一から勉強しなおしてください(★)


『ドライブ・マイ・カー』( 濱口竜介監督、2021年、原題『DRIVE MY CAR 』

 

 映画の命は、

 

1,俳優

2.ショット

3,映画でしか語れないものを見せる

 

 本作は初っぱなから緩んでいて、こりゃ★一個だとすぐに思った。そして、村上春樹の長編小説を何作か読んでいる身には、この映画は、まんま春樹の小説そのもので、それは

 

1,やたら長くだらだら続く。長くすればりっぱに見えるとでも思っているのだろうか。

2,やたらセックスシーンがおおい。一人が多数と交わることも多し。また、わりあいすぐにカンケイしてしまう。本作にはなかったが、フェラチェオ好き(笑)。

3,やたら登場人物には「過去」があり、すぐに死んだり犯罪を犯したり、必然性のない唐突さで物語をつないでいく。

 

 映画の命を外している点については、

 

1,西島秀行(←こういう字?は)、魅力がまったくなく、若い時の写真を見ると一重まぶたなので、整形したのだろうか? しかし整形は俳優にとっては致命的である。というのは、顔の筋肉は複雑で、整形すると、表情が自在に動かなくなる。西島の眼はまったく演技をしていない。

2,この映画には、ひとつとして魅力的なショットがない。

3,映画でしか撮れないものを、すべて言葉=台詞で説明している。

 

 演劇と映画の平行進行風に見せながら、演劇の方は「お飾り」で、まともに演じられている場面は皆無である。

車について、車種は、映画ではわからなかった。しかし、いまどき、外車でも、左ハンドルは、日本の道路ではありえない。突如、広島から雪深い北海道へ行くが、雪道でも、チェーンをしていないようにみえた。西島の車なのだから、スノウタイヤはあり得ないだろう。

 たどり着いた(ふうでもなかったが)若い女の運転手の悲惨な過去の故郷が、あの程度(笑)。関ヶ原あたりの雪深い田舎にしか見えなかった。

 

 ……てなてなわけで、こんな映画にも感動できるアタマを疑う。数が多いなら、なおさら人類の頭脳の劣化をなげく。

 

 ポイントで観たらからいいようなものの、それでも「ポイントかえせ〜!」とか(笑)。

 

 こんな映画なら、自称映画監督、ギー藤田の『混チェルト』の方がまだましだろう。観てないけど、おらあ、わかるんだよ(爆)。え? そのひとだれ?って? 知る人ぞ知る、自称映画監督のジーサンよ。興味ある人はネットで検索してみて。