現象の奥へ

たまたまの吉増剛造詩集

「たまたまの吉増剛造詩集」

 

吉増剛造詩集」全五巻のうち、たまたま本棚にあった二巻、『黄金詩編』(1964-1969)と、『わが悪魔払い』(1972-1973)。この二冊は、できが全然ちがう。あとの方がひどすぎる。ことほどさように、この詩人は劣化してきた? 装幀、菊池信義、装画、加納光於。版元、河出書房新社。ゆめのまたゆめのものがたり(笑)。