2023-07-15 【詩】「昼顔」 詩 「昼顔」 昼顔や魚荷過ぎたる浜の道 桃妖 なまぐさき郷愁もある炎天下 やがて咲きたる青い花昼顔科なれど 名前はアメリカンブルー 名前に似ず弱々しき茎と葉 あの日から何十億年経ちました。 海の水は涸れ、 人類はいるのかいないのか。 ただ記憶として牡丹がひかりをもらしてた。 どこから? 薄紙のうちから。 薄様に花包みある牡丹かな 子規 薄紙にひかりをもらす牡丹かな 急候 解説者柴田宵曲に反し、 「ひかりをもらす」という弱きことばにひかれる。