2020-02-27 【詩】「父に捧げるソネット」 詩 「父に捧げるソネット」 ヤルタで巻かれた百韻の愛宕よりはあからさまでなけれど北昏ければ寺山のその故郷にも馬は鼻向けず子は裸父(てて)はてゝれで遠州の谷川ゆけば鮎が呼ぶとも食いすれどプーチンは算盤はじいてサンダースすでに捨てたるパンデミック日本列島掃(はけ)ば跡から大岡信天の掃除機おじさんルンバ時は2019(山下家の)2・26事件うちのトーチャン死んじゃった九〇年とはまあ生きた月の定座を過ぎ越して