現象の奥へ

【詩】「明日は帰ろう本能寺」

「明日は帰ろう本能寺」
 
天正十年(一五八二)五月二十四日
場所 山城国愛宕山西之坊威徳院
表向き 毛利征伐の戦勝祈願
裏 信長を本能寺でヤル……光秀の祈願
連中
光秀(明智日向守)
行祐(ぎょうゆう、愛宕西之坊威徳院住職)
紹巴(じょうは、連歌師
宥源(ゆうげん、愛宕上之坊大善院住)
……
光慶(みつよし、光秀の子)
……
 
ワープして、
2021年1月某日。
 
光秀 ときは今天(あま)が下しるコロナかな
トランプ 追われるままにフロリダ三昧
プーチン ロンドンの鮨屋の寿司に毒仕込み
ガースー 先のことは不明なり
ニカイ オリンピックの顔と顔ソレととんと
三波春 四年経ったらまた逢いましょと
光秀 変異種続く信長チャン
 
NHK大河ドラマ麒麟がくる』、まんまる顔の染谷なんたらの信長役みごと。二十年前なら役所広司、四十年前なら高橋幸司
ソレ、ととんと、ととんと
顔と顔。
わが馬よ、
明日は帰ろう
本能寺
 
本能寺の焼け跡からは遺骸は見つからなかった?
日本研究者、フロイスによれば、
本能寺のような法華経の寺で、
信長は、キリシタンはじめ、
農民たちを女、赤子、かまわず
火あぶりにしていたとか
いま、やっと、事実に近い
信長像が放映されているのかな
それにしても、
わが馬よ、
明日は帰ろう本能寺。
ご本尊は、
なんで〜?
されど、天下餅、
すわりしままに食うは
徳川。
作者同様、三河のヒトです(笑)。
 
 
 

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