現象の奥へ

【詩】「時計じかけのオレンジ」

時計じかけのオレンジ2」

 

じたいは「時計じかけのオレンジ」だと、

『ユーラシアニズム』という本の著者が書いていた箇所があって、

ハッと思った、ので、詩の題名にした。

これはアメリカ人ジャーナリストが、

プーチンの野望について分析した本で、邦訳は2016年に、NHK出版から出ている。

原題は『Black wind, white snow The rise of russia's new nationalism』

六年前にここに書かれたことが、いま、

そっくりそのまま起こっている、ウクライナで。

プーチンブラックリストが怖いので(笑)、

わからないように書いた。が、

ほんとうにわからなかったようだ(笑)。つまり、

文学であり、政治であり、サイコパスであり、

あなたであり、わたしであり、闇であり、生存であり、

完全なる死=無の世界、当然、世界さえ存在しない