現象の奥へ

【詩】「マラルメ日記」

マラルメ日記」

やさしそうな題名のもと、
やさしそうなテクストの書きよう
そんな詩を軽蔑するやからがいる。
難しい、おしゃれな、知的な詩
こそ、詩である、と。
隠喩、暗喩、アレゴリー、鏤められた
ボードレールの墓、
あるいは、
エドガー・ポーの墓。
マラルメは捧げる。
そして、ポール、
ヴァレリーが語りかけるのを
待っている。
難解とは
半獣神
L'APRÈS-MIDI D'VN FAVNE
そう書きゃいいのか、バカヤロー。