現象の奥へ

【詩】「源氏物語─The sonnets」8

源氏物語─The sonnets」8

 

8「花宴(はなのえん)、あるいは、扇を交換する」

 

おほかたに花のすがたを見ましかば露も心のおかれましやは

いかにこころは形成されるのか?

それはひとの肉体とは平行しておらず、

それをベルグソンは長いこと研究した。

そんなことをつゆほどしらず、「ベルクソン祭り」だと

さわいでいる無教養は恥どころか罪である。

SNSはそんなやからばかり。

ひとはどんどんバカになる。しかし、

ばかとはなんぞや?

義母と交わした一夜ゆえ

この物語は物語として展開していく

見栄が身をほろぼすこともある

  Is it for fear to wet a widow’s eye

       That thou consum’st thyself in single life?