現象の奥へ

それをお金で買いますか?

【それをお金で買いますか】

マイケル・サンデルの本書が出て、十数年になる。いまや、「刑務所独房の格上げ」や、「民間軍事会社の一員となり」それなりの給与、一月250ドル(十年前)まで、お金で買えるようになっている。その「商品」が、ロシアでは姿を現し、あたりまえの商品と見なされている。そして、ネット社会のイメージを形作っていた、SNSも買われて、その「イメージ」(青い鳥)が変更される。ネット社会は今後、永遠のインフラと思ってきたが、それも、もしかしたら、違うものに変貌していくかもしれない。「それをお金で買いますか」? 「それをお金で買えますか」? もしかしたら、「国」もすでに買われているかもしれない。はたして、「買えない」ものはなんでしょう?