現象の奥へ

【詩】「風」

「風」
 
ことし元禄二とせにや、奥州長途の行脚只かりそめに思ひたちて、
西行五百年忌はきっかけに過ぎなかった
彼は反復したいと思っていた
詩を磨くために
思考を深めるために
そのため
風を呼び、
木の葉をはじめ、
風がそれを使って伝える
シニフィエを与えるために。
 
 

 

6回も削除要請、お客様にド失礼>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社)

Amazonレビュー(2021/5/25)『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社

たとえば、本誌の目玉であるはずの、高橋睦郞と藤井貞和の対談であるが、のっけから高橋の日本語に関する認識に首をかしげざるを得ない。古代の日本語も、今でも、半年も親しめば読めるようになる、日本語は古くから生き続けている言語である……って、いったい「どの日本語」のことを言っているのか? はじまりは、中国から渡ってきた論語の漢字だけで、やがて、「かな」ができるのだが、こういうところは、ざざーっととばして、いきなり上のように言うのだが、古事記の日本語にしても、誰も読めないようになって千年以上経っていたから、本居宣長が長い時間をかけて研究し、一般人が「読める」ようにしたのではないか。「古典と現代」というテーマからして、あまりに大雑把以上に大雑把曖昧で、こういうザッシはまったく信用できない。編集者はいるのか? 経営者はいるらしいが(笑)。その経営者が(?)本レビューがお気に召さないとみえて、何度も削除要請を出している。いかなる理由で削除要請を認めるのか、だいたいわかったので(笑)、今回は趣向を変え(笑)、れっきとしたお客さまであることを示しておく。まったくお客さまに失礼なカイシャだ!

*****

(以下、付録(笑))

前回のAmazonレビュー

歴史的削除5回目(爆)>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社

あるいは、思潮社の社長、社員でない方かもしれませんが、おそらく、「違反を報告」のボタンを押して、なんらかの内容を書けば、「その場の担当者」が判断して削除するものと思われます。こうして、それへの反論も、「その場の担当者」が判断して掲載する許可ボタンをクリックしているのではないかと想像されます。当方も、この場(Amazon)でレビューなるものを始めて、15年以上にはなると思いますが、当初は、レビューも、Amazonじたいの検閲もなかったと思います。しかし、いろいろ無作法なヤカラが登場して、検閲されるようになったのは、わりあい最近、といっても5年くらいは経っているか、そのあいだに、たくさんのレビューをしましたが、削除され続けた(5回)のは、このザッシが始めてで、歴史に残ると思います(笑)。このザッシを出しているカイシャの人でないかぎり、ここまでしつこくはないと思います。
 そう、二代目社長さんになってから、質はどんどん墜ち、人脈も消えつつあり、しかも、このザッシの編集長はころころ代わり、いまは、社長サンその人がやっています(笑)。ドえばっていた女編集長もタダの編集部員に墜ちてしまったようです。
 この「出版社」で出す詩集は、装丁は、菊池信義はじめ、一流です。しかし、中身は三流以下が多いです。すべてとはいいません。いくつかの詩の賞の下読みなども牛耳っていて、つまりは、詩壇を思うように操っている、つもりかもしれませんが、さすが、1億4000万人の人口に対して、このザッシの推定発行部数は、300部あたりではないでしょうか(笑)? なにで食っているか? 金持ちがお金を積んで出す詩集です。1冊が200万円くらいする詩集を出せば、何度かは、このザッシに執筆させてくれて、いっぱしの文筆家気分を味わわせてくれます。しかし、世間はそんな「文筆家」は見向きもしませんので、それで終わりです。しかし、すぐに次の詩集を出せば、また書かせてくれます。しかし、そんな三流以下の詩人だけではかっこうがつかないので、「有名人」や「若い女性詩人」(これは、もしかしたら、企画出版かもしれない)を「混ぜて」います。まー、詩集などが売れて経済がまわっていくなんてあり得ないので、そういう商売をやり続けるしかないのですが、実は商売なんかではないんですね。経済が回ってないんですから、自己満足の世界なんです。この出版社をまだ権威だと信じる人と、それを操っていきたい社主との。こんな行為をしつこく続けることじたいが、もう虫の息ってことでしょうか?(笑)まあ、死ぬまでやってください。応援します(爆)!

 

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【詩】「時間のかけら」

「時間のかけら」
 
Un homme qui dort, tient en cercle autour de lui le fil des heures, l'ordre des années et des mondes.*
 
眠っているひとは自身のまわりに時間の糸を円を描くようにまとわりつかせている、年月や世界の順序にしたがって。
 
嘘をつく習慣のひとがいる。嘘をつくことをなんとも思わないひとがいる。あるいは、気づかれなければ嘘をついても差し支えないと考えているひとがいる。あるいは、そんなことさえ忘れてしまってまったく意識しないひとがいる。こんなことを書くべきでないかもしれないが、
私が製直ドットコムというサイトで売っている詩集は、知らないひともたまに買ってくれるが、それが誰であろうと、そこで、クレジットカードなどを使えって買えば、売り主のもとに、控えがくる。しかしそれは個人情報だと思っているので、おおやけにすることはない。
知っているひとで「そこで買いました」というひとがいたが、控えも来なければ、売上金も入金されないので、それが嘘であることがわかる。
誰が買ったかわからないことになっていると思っているのか。
こちらにわからなければそれでいいと思っているのか。それとも、そんな「些末な」ことなど次から次へ忘れてしまっているのか。
どーでもいいが、そのひとの、これまでの生を思う。
そうやって生きてきたのか。
表面だけ、かっこつけ、いいひとのふりをし、それで誰も咎めねば、それで採算がとれたと思っているのか。
眠っているプルーストよ、今宵は、そんな人間のために、時間のかけらを恵み、祈ろう。
 
****
 
*Proust "Du côté de chez Swann"( COLLECTION FOLIO Gallimard , P5)
 
 

 

【詩】「冥福」

「冥福」

行春や鳥啼き魚の目は泪
生者が死者のしあわせを祈る
すでにいないものの
いないという在るを
祝福する
まだ聖者になっていないものが
すでに聖者になっているかもしれないものの
しあわせを祈る
とは
いかなることか
はせをは
考えてみたかった。
 

 

 

【詩】「三社祭」

三社祭
 
♪弥生半ばの花の雲、
 鐘は上野か浅草の、
 利生(りしょう)は深き宮戸川
 誓いの網のいにしえや、
 三社祭の氏子中
 
をい! 埼玉県の深谷あたりの墓地を散策して喜んでるバヤイぢやねえ! 『青天を衝け!』の面々よ。
檜熊(ひのくま)の浜成、武成、漁師の兄弟が魚網で採った
観音像のお祭りでえ。唐獅子牡丹の健さんの幼なじみ、
観音様の思し召し。
だんだんよくなる吉沢亮の顔。
百姓から一橋家のお抱え武士、
そして、パリ万博の
レーモン苦悩。
なぜ弥生?
ええとね。
旧暦三月十八にあったんよ(と小倉弁)。
 
 

 

歴史的削除5回目>『現代詩手帖2021年5月号』(思潮社)

 あるいは、思潮社の社長、社員でない方かもしれませんが、おそらく、「違反を報告」のボタンを押して、なんらかの内容を書けば、「その場の担当者」が判断して削除するものと思われます。こうして、それへの反論も、「その場の担当者」が判断して掲載する許可ボタンをクリックしているのではないかと想像されます。当方も、この場(Amazon)でレビューなるものを始めて、15年以上にはなると思いますが、当初は、レビューも、Amazonじたいの検閲もなかったと思います。しかし、いろいろ無作法なヤカラが登場して、検閲されるようになったのは、わりあい最近、といっても5年くらいは経っているか、そのあいだに、たくさんのレビューをしましたが、削除され続けた(5回)のは、このザッシが始めてで、歴史に残ると思います(笑)。このザッシを出しているカイシャの人でないかぎり、ここまでしつこくはないと思います。
 そう、二代目社長さんになってから、質はどんどん墜ち、人脈も消えつつあり、しかも、このザッシの編集長はころころ代わり、いまは、社長サンその人がやっています(笑)。ドえばっていた女編集長もタダの編集部員に墜ちてしまったようです。
 この「出版社」で出す詩集は、装丁は、菊池信義はじめ、一流です。しかし、中身は三流以下が多いです。すべてとはいいません。いくつかの詩の賞の下読みなども牛耳っていて、つまりは、詩壇を思うように操っている、つもりかもしれませんが、さすが、1億4000万人の人口に対して、このザッシの推定発行部数は、300部あたりではないでしょうか(笑)? なにで食っているか? 金持ちがお金を積んで出す詩集です。1冊が200万円くらいする詩集を出せば、何度かは、このザッシに執筆させてくれて、いっぱしの文筆家気分を味わわせてくれます。しかし、世間はそんな「文筆家」は見向きもしませんので、それで終わりです。しかし、すぐに次の詩集を出せば、また書かせてくれます。しかし、そんな三流以下の詩人だけではかっこうがつかないので、「有名人」や「若い女性詩人」(これは、もしかしたら、企画出版かもしれない)を「混ぜて」います。まー、詩集などが売れて経済がまわっていくなんてあり得ないので、そういう商売をやり続けるしかないのですが、実は商売なんかではないんですね。経済が回ってないんですから、自己満足の世界なんです。この出版社をまだ権威だと信じる人と、それを操っていきたい社主との。こんな行為をしつこく続けることじたいが、もう虫の息ってことでしょうか?(笑)まあ、死ぬまでやってください。応援します(爆)!